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真宗高田派久遠寺ブログ  『シュリハンダカ』

愛知県名古屋市中区にある真宗高田派久遠寺の日常をお伝えします!

 

報恩講シーズンpart2 

みなさま、コンニチワ!

昨日今日あたりから少し寒さを感じる頃になってきましたね。しかし、明日で12月。今年最後の月となります。早いものですねぇ。「師走」というだけに住職も機敏に動いてもらう予定になっています!


先日、若手の研修ということで、鳴海の万福寺さまにお邪魔して報恩講初夜のお勤めをしてきました。

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ここのお寺は、久遠寺とは比べ物にならないくらい大きなお寺で本堂も倍以上ありますアップロードファイル


研修人数10人ほどもすっぽり内陣(僧侶が座れる仏さまに近い場所、ちなみに皆さまに参詣して座って頂く場所は外陣・大間といいます)に収まってしまうくらいです。

久遠寺で10人入ろうと思うとキュンキュンですがーん


そして、この万福寺さまに久遠寺住職の妹が嫁いでおりまして、親戚関係もあります。

ここの若さまには、いつもお世話になりっぱなしで、歓喜館の落慶法要やぼくの結婚式なども手伝っていただきました。

また称名もしっかりやられる方で、いつも教えて頂いてますメガホン絵文字名を入力してください



万福寺さまのお初夜のお勤めは、非常に雰囲気良くお勤めされます。

自分も出勤させて頂いたので写真がないのですが、、、、



ほとんどの電気を落として、ボンボリだけの光でスタートします。かなりの数はあるのですが、正直お経本の字が身にくいくらいの暗さです。

想像ですが、外から見たらかなり雰囲気はいいんだろうなぁと感じています。


そして、文類偈を参詣の方々と一緒にご唱和するときに外陣・大間のみ電気をつけるのです。


いやぁ、雰囲気も大切ですよね。勉強になります頑張るぞ。おーっ。


雰囲気から手が合わさる、そんなことも結構重要な気がします


お寺の雰囲気、もっともっと参りやすい雰囲気にしたいですね手書き風シリーズ矢印上

それでは、失礼します。

南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 研修

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火事予防。 

みなさま、コンバンワ!

最近、歯の検診を受けていまして、今日虫歯の治療を終えてきました。うまい先生、いい病院だとなんだか歯医者も楽しくなりますねぇ歯


最近、火災のニュースをよく聞きます。

中川区のお寺の火事を皮切りに、東京の居酒屋さんや近所では東区のT病院もめらめら

寒くなり始め、放火だけの原因におさまらず、たばこや暖房機器の影響もあるそうです。


そして、ぼくたちに密接なのがお仏壇のお灯明キャンドル


危険という意味では、危険かもしれません。しかし、お参りするにも仏さまの智慧の光明を表し、欠かせないものでもあります。

どうしたものでしょう・・・

といって、どうにでもなるわけでもないのですが、最近は、月忌参りなど伺ったときなど、お参り後すぐに消すようにしております。

まぁ、燭台が倒れることはあまりないだろう・・・・・


という油断やちょっとしたスキに火事が起こるのではないかと思います。

なので、お灯明なしのお参りとはいきませんが、みなさまもくれぐれも気をつけてお参りしていただきたいと思います


そんな影響下なので、消火器をさらに増やしました。


いざというときに、最大の勇気と最大の準備をもって、寺を守らねばなりませんので頑張るぞ。おーっ。

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使わないことが一番いいこと。

説明書にも、そんなようなことが書いてありました。消火器が実際どの程度の効果があるかわかりませんが、予防と対策は必要ですもんね。

夏頃の地震に対する防災対策、今は防火対策。

忘れるのも時間の問題です、気になっているうちに万端にしておきたいものです



それでは、失礼します。

南無阿弥陀仏 高山信雄


Category: 寺仕事

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結婚式★ 

みなさま、コンバンワ!

連休はいかがお過ごしでしたか?今年は、なんだか連休ばかりのように感じます。

連休、憧れますね~けど、たぶん落ち着かないので、妄想だけでヨシッとしときましょーか。




連休初日に、結婚式のお手伝いをさせて頂きました。

場所は、常滑。


僕の祖父、前住職の生家である『真福寺』さま。

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ここのわかさまが、結婚ということで駆けつけてきたわけです。

天気もよく、まさに結婚日和でした


寺族のみなさま、ご新婦の親族さまもこの嬉しき日に非常によいお顔をされていました


そして、仏前結婚式。

厳粛な雰囲気の中、滞りなく執り行われました。


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いいですね、結婚式。

見てるだけで、顔がゆるんできます。幸せいっぱいのお二人の顔、関わっているすべての方たち、こんな方たちがいるからこそ、結婚できてこれから道をあゆめるのだなぁ、と感慨深く思いました。


自分の時も、思い出します。

お手伝いの方、役員の方、見に来て下さる方、近所の方、そして親族。


支えられているからこそ、今の自分があり、結婚という選択ができ幸せであると感じます。


自分がしらない、わからないずーと前からの御縁で今ここにおる自分。そんなことに気付かせてくれる瞬間だったように思い出します。



これから、いろんなことがあると思いますが、すごくお似合いなご夫婦だったので、互いに協力して乗り越えられると願っています。

二人で乗り越えたら、さらに夫婦になっていくことでしょうね


これからは若夫婦同士お付き合い頂きたいと勝手ながら思っております手書き風シリーズ矢印上


先輩夫婦なみなさまもいろいろとご教示くださいね。


余談ですが、仏前結婚式は通常、式場とかで扱っていませんがいいものですよ。

なんだか当人同士も責任重大ですし、なにせ仏さまに結婚のご報告、自分の立ち位置を教えてくだだる大切な場所で結婚できるわけです。

他の結婚式も意味あるものもありますが、ひとつ仏前結婚もこれから結婚される方、選択の一つに入れて下さいね。

ばっちりご協力しますんでGOOD


それでは、失礼します。おやすみなさい

南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 未分類

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第32回法話会が終了しました 

みなさま、コンバンワ!

『仏説阿弥陀経』に聞く 法話会も残り数回となるくらい終盤を迎えています。


初めは、先生の10年ぶりに偶然会った親友との会話のやりとりの中で


いまは、気楽に仏教にあう場所がない?

死を考えるときに、仏教ではどのような教えにあわせてくれるか?

などの会話をされたことの最後に、

Boys Be Ambitious(少年よ、大志を抱け!) ならぬ Bozu Be Ambitious (坊さんよ、大志を抱け!)と親友から言われ、昔はプチッと来たところが
今は励ましの言葉に聞こえてくる、と仰っていました。


また、についても


夢とは、自分の都合で考えることであり、

その夢から覚めることが覚者であります、ともお話くださいました。


そして、覚者の「覚」の字は、

覚る

覚める

覚える


と語尾が変わるだけで意味が異なってきます。

前二語が、覚者の真意であります。


また、『阿弥陀経』の内容に戻り、五濁のこと

①劫濁 - 時代のけがれ
 
②見濁 - 思想のけがれ

③煩悩濁 - 欲望のけがれ

④衆生濁 - 人間そのもののけがれ

⑤命濁 - 寿命のけがれ


についても言及され、


親鸞聖人の鋭い眼光の先には何があるのか?


アインシュタインVS近角常観師との対談


姨捨山のお話


親離れ、子離れのお話

などなど、盛りだくさんの内容でした。



今回からストーブをつけておりますが、とても眠くなることなどできないご法話を頂戴致しました。

毎月一度、開講しておりますので、是非一度ご聴聞にきてくださることをお待ちしております手書き風シリーズ矢印上


それでは、失礼します。おやすみなさい

南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事

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法話会準備しました! 

みなさま、コンバンワ!

明日は、一カ月ぶりの法話会です。みなさまのご来寺を心よりお待ちしております。

そして、いつものごとく準備をしましたよ。先月、庭師さんが入ってから庭の掃除はかなり楽になり、以前は一時間半~二時間かかっていたのが、いまはものの30分ほどで済みます。


正直、楽チンです手を抜いている訳ではありませんが・・・


そして、お座敷の軸も毎月のごとく変えました。


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今回は、何にしようか迷った挙句、↓です汗


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安田理深師の「高原陸地不生蓮華」。

安田先生は、昭和時代の有名な大谷派の先生です。書庫に本もいっぱいありますので、見たい方はお声をかけて下さいね。


「高原陸地不生蓮華」は親鸞聖人が80歳ちょいくらいの時に書かれた『入出二門偈頌文』にでてきます。

前後を引くと、

「汚泥華者経説言 高原陸地不生蓮 卑湿汚泥生蓮華 此喩凡夫在煩悩 泥中生仏正覚華」

→ 汚泥華というは『経』(維摩経)に説いて言わく、「高原の陸地に蓮を生ぜず、卑湿汚泥に蓮華を生ず」これは凡夫、煩悩の泥の中にありて、仏の正覚の華を生ずるに喩うるなり

と読ませて頂きます。

また似たようなところを引いているのが、『顕浄土真実教行証文類』証巻↓

→「汚泥華」とは『経』(維摩経)に言わく、「高原の陸地には、蓮華を生ぜず。卑湿の汚泥に、いまし蓮華を生ず。」これは、凡夫煩悩の泥の中にありて、菩薩のために開導せられて、よく仏の正覚の華を生ずるに喩う。


読んで頂くと、なんとなく意味がわかりますかね?

蓮の表現は、仏さま、また仏さまの教えのたとえであります。

蓮は、泥池のようなところにきれいに咲いてますよね、逆に高原のような場所で蓮を見かけることはまずありません。

この汚泥というのが、私たちの悩みや迷いの世界を表現しています。


そんな場所しか咲かない蓮の花。


そんな場所に生きている私たち。


私たちは、そんな人間、そんな場所で生きているからこそ仏さまの「必ず救ってやるぞ」との教えにあい、「救えなければ私は仏にならない」とまで言わせる所以なのではないでしょうか。


その教えにあうことで「生かされている」ことにやっと気づく私たちであります。


この「高原陸地不生蓮華」というお言葉は、


そんな私たちの教えに実は出会っていることを教えて下さるお言葉と勉強させて頂いています。



昔、小さい頃、書院の座敷にはいつもこのお軸が掛けられていました。

そんなこともあって、結構なじみ深いんです。

小さいながら、「なんて読むの~?」やら「どうゆ~意味なん?」のようなことを聞いていた気がします。



今の僕は、こんな感じで味わっております。

一週間後、変わるかもしれません。

一年後、また違うことをいうかもしれません。

けど、それでいいとも思っています。


僕たちは、不変ではないので。日々体も心も変化し続けています。その瞬間の味わいを大切にしたいと思います。


今は、このように「残せる」ことは、いいことでもあり、後日本気でがっかりするかもしれないですが、なんとかお付き合いくださいねGOOD


それでは、再度。

明日の法話会、みなさまのご来寺を心よりお待ちしております。



それでは、失礼します。おやすみなさい

南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事

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