第12回法話会が終わりました
今日の日差しはたまらなく強いですね


昨日、月に一度の法話会が終了致しました。
前回の続きとして年忌の意義とは、「前に生まれんものは後を導き、後に生まれんひとは前を訪へ、連続無窮にして、願はくは休止せざらしめんと欲す。無辺の生死海を尽くさんがためのゆゑなり。」=前に生まれる者は後の者を導き、後に生まれる者は前の者をたずね、いつまでも途切れることのないようにしたいのである。迷いの世界に生きる人々に、あまねく念仏の教えを伝えたいからであると『安楽集』から引いて、年忌の意義をお教え下さいました。
そして副題は「弥陀の浄土」。初めの讃題では
極悪深重の衆生は
他の方便さらになし
ひとへに弥陀を称してぞ
浄土にうまるとのべたまふ
から講義に入って下さいました。真宗の教義は「念仏し極楽往生して仏になる」、これを疑うということは一番してはいけないことであるとして、十悪とは何か、五逆とは何か、謗法とは、についてご説明下さいました。
十悪では、先生の経験談?から面白おかしく身口意三業をお話くださいましたよ。
そして、五逆。謗法は、仏教を誹謗することで、お釈迦様の教えをそしり、けなし、悪く言うこと。これを一番してはならないこととお教え下さいました。
また信じられない人とはどんな人かというと、①死を遠くにおいている人②自分が十悪、五逆、謗法の大悪人であると思えない人であり、因縁果がわからない人であるとお教え下さいました。
また後半では先生の経験の話から「最近あの方は丸くなったようですね」と先生が申したところ、相手の方は「本当は角をとったのではなくて、四角の角を取れば八角形、その角を取れば十六角形、その角を取れば三十二角形と丸くは見えるけど実際は角が増えただけなんです」と答えられたそうです。
最後に今CMで爆発的人気になった金子みすゞの詩を三つあげて下さり、その説明、その詩に含まれた仏心をお話下さいました。
今回は、陽気もよく多くの方が寺に寄って下さいました。ぜひぜひ来月の法話会にもご来寺頂きたいです。お待ちしておりますね

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
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