平成23年5月の法語
早い梅雨入りですね





「至徳の風 静かに衆禍の波転ず」
このお言葉の前後は、「大悲の願船に乗じて光明の広海に浮びぬれば、至徳の風静かに衆禍の波転ず。すなはち無明の闇を破し、すみやかに無量光明土に至りて大般涅槃を証す」とあるんです。ですからざっくり直訳してしまいますと→仏様が船頭である船に乗って広大な海へでれば、もっとも優れた仏様の徳(南無阿弥陀仏)の風がわたしたち生きている者たちががぶつかるであろうわざわいの波も静かに治めてしまうのです。といった具合かと思います

また南無阿弥陀仏と称うれば、わざわいとなろう考えや気持ちもそのはたらきによって自然と治まるのではないでしょうか。仏様がすべてフォローして下さっていると思うと安心する心が芽生え、気持ち穏やかに生かして頂いていること自体を喜ぶことができるのではないでしょうか。
あさはかな僕のインスピレーション的な考えで申し訳ないですが、こんな具合かなぁと味あわせて頂いている次第です

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 法語と名言
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