真宗七祖
真宗七祖、てご存知ですか?そうです。寺の内陣の横の部屋・余間にかけられていることがほとんどです

一人は、インドの竜樹菩薩。
一人は、インドの天親菩薩。
一人は、中国の曇鸞大師。
一人は、中国の道綽禅師。
一人は、中国の善導大師。
一人は、日本の源信僧都。
一人は、日本の法然上人。
何をされたかと簡単に言いますと、
竜樹菩薩は、難行道と易行道を明らかにする。
天親菩薩は、小乗仏教から大乗仏教への思想を明らかにする。
曇鸞大師は、自力と他力を明らかにする。
道綽禅師は、浄土門と聖道門を明らかにする。
善導大師は、定善、散善から凡夫を明らかにする。
源信僧都は、厭離穢土(オンリエド)、欣求浄土(ゴングジョウド)を明らかにする。
法然上人は、専修念仏を明らかにする。
非常に簡略でごめんなさい


そして、実際にお軸をみてみると・・・・

実際どれがどの方かわかりにくい。そこでこんな言葉があるんですよ。
「龍華 天如意 曇払子 手組み道綽 赤善導 源信曲祿 数珠法然」
これでだいたい見分けがつくんですね。うちの場合はお名前が入っているからわかるわけですが。けどお姿見ても{う~ん、わかりにくい」と思ってしまうのも正直なところです・・

久遠寺の向かって右の余間にかけてあります。ご来寺の際にでもご覧くださいね

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
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