久遠寺イチの貫禄モノ
いつも毎日毎日お内仏前で使っている経机。第18世聞教院・おじいさんが久遠寺に養子した時に一緒に頂いてきたと聞いております。

おじいさんは常滑の高田派のお寺様からきたんですね。そこのお寺は総欅の立派な伽藍で、当時も使っていただろう欅の経机であります。ふとどれくらいの年数を使っているのだろうと考えてみるとぱっと考えても百年は経っているだろう、と思いながら机の裏を見てみると・・・・


『天明二年????

年号はわからないので調べてみると、1781~からと書かれている。ということは1782年っ?!!今が2011年だから-1782=229?!
久遠寺はご存知の通り、戦争で全て消失してしまった寺であります。だからこうして古い物が出てくるのは極めて稀なんですね。戦災から逃げる時に、身の回りのもの、阿弥陀様、軸数十本、そしてこの経机を持って行ったんでしょうね。そうではないかもしれないけれど、そう想像したくなるおじいさんでもありましたし

二百数十年の貫禄を少しでもあやかれるようにお参りしようと思いましたね

とにかくびっくりしまくりです

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
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