名古屋別院報恩講

昨日14日より円頓寺商店街近くの専修寺名古屋別院(名古屋市西区那古野)にて報恩講が勤められています。昨日はあいにくの雨でありましたが、今日明日もお勤めが御座います。是非、お参り頂きたく思います

15日 10時~ 晨朝のお勤め
13時~ 日中兼逮夜のお勤め(ご法話)
15時前後~ 初夜のお勤め
16日 10時~ 晨朝のお勤め
13時30分~ 満日中のお勤め(ご親教)
16日の午後からのお勤め後には、ご門跡さまの「ご親教」も御座います

ちなみに僕自身もお昼からのお勤めに参勤させて頂いております。見かけたらお声をかけて下さいね

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
HP更新
しばらくパソコン不調のため更新できていなかったHPに「ご本山団体参詣案内」と「マイお念珠をむすびませんか?」の申込み書をアップしました!
ぜひ一読頂いて、どのような形(メール、電話、FAXなど)でも構いませんのでご応募くださいね


宜しくお願い申し上げます

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
床屋さんでのお話
僕は3週間に一度は床屋さんに行くんですね~結構手間もかかるし、財布には厳しいのですが



今回はご自身の親様の葬儀でのお話でした。
この床屋さん、年末ギリギリに親さまが亡くなられたとのこと。床屋さんの年末は超多忙、みんな年明けまでにきれいさっぱりしたいものですから、その中での葬儀も大変だったそうです。菩提寺は久遠寺ではありませんが、ご近所なので住職とも小さい時からのお知り合い、ですから住職も飛んでお参りに行かれました

で、実際はどうなんだろう?と思ったのが次のお話。
葬儀も終わり、還骨&初七日法要でそれは起こったそうです。
静粛なお勤めが続き、雰囲気がクライマックスになったところで、突然2歳になる孫娘が歌を歌いだしたそうです。親さんが急いで止めたもののすべて歌い切ったそうなんです。
問題が、その歌。その歌の題名が「ハッピーバースデー♪」だったそうなんですね。
その床屋さんが言われるには、「あんな葬儀の場でハッピーバースデーはなぁ、一番歌ってほしくなかった。一番ひやひやだったのは親だわ。周りはかわいいからまだ顔を見合わせてクスクス笑う程度で済んだけれどね」と。
実際、小さいお子さんはじっとしているだけでも大変なことです。みんなが集まれば、日頃の芸を見てほしいと思うのもお子さんならでは。まぁお勤めをする側から言ってしまえばかわいらしいことなんですね、ほんとは


生きている私たちにとってはハッピーでは決してないことではありますが、「お浄土へお生まれになった」という点ではなんて適した歌を歌ったんだ、とふと思ってしまいました。
不謹慎ですかね?昔、先住であるおじいさんが言っていたお檀家さまに聞かされた言葉があるんです。若くして親を亡くしたお檀家様に向かって、「おめでとう!親さんはお浄土へちゃんと行かれたぞ!」と。
その時は訳が分からず、なんてことを言う人だと思ったそうなんですね。当然だと思います。哀しみを超えて、おめでとうと言われても、どう対応していいかわからないと思います。
それなのに「おめでとう!」と言い放ったおじいさんの心中はなんであるか。
僕が思うに、阿弥陀様が必ず救って下さっていると確信があったのではないか、と思うんです。僕自身「お任せする」とか言っておりますが、やはりこの言葉はなかなか言えるものではないです。それくらいこちらも覚悟がいる言葉だとも思うんですね。
結果として何が言いたいわけではないのですが、葬儀の時ザワザワするのもまたその故人のご縁により繋がれたもの。多少のことはいいと思うのです、ですがあまりにもあからさまだと今話さなくてはいけないことなのだろうか、と思うこともあります。
あーだこーだ言って結局のところやっぱり巡り巡って、やっぱり故人のご縁であるんですね。ですから、いまこの場にいる自分たちの立ち位置というものを認識して頂けたら幸いと思います。
葬儀に思う心内のお話でした

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

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一足早い贈り物
二月に入ってまだ間もないですが一足早くお檀家様の吉井様から頂戴しました


この方は、毎年毎年干支の置物を寺に寄贈して下さる方で、今回ももちろん手作りで製作してくださったそうです。まだ子供に「嬉しいっ!!」ということはわかるかわかりませんが、親である私たちとじいちゃんばあちゃんである住職夫婦は嬉しい気持ちでいっぱいであります

この頃になりましたら、飾らせて頂きますね

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 未分類
ハプニング
昨日今日と寺で葬儀が勤められました。その中でこんなことも起こるんだという出来事。
住職が導師、僕が役僧を勤めさせて頂きました。住職とお勤めするのは久しぶりなのですが、ここは親子のいい点。お互いに癖がだいたいわかっているので難なくお勤めが進みます。
ですからいつも通りと言うべく、棺前勤行を勤め、転座。導師焼香・表白まで終わりました。
その後は正信偈。ご唱和し終わり、最後に三重念仏一首和讃をお称えします。住職と一緒に読み上げているその瞬間、
「ズドォォォォッンッッ!!!!」
ものすごい音がしたんです、何かとはっとすると住職が尻餅をついている??なんのことかと騒然となる堂内。
「どした、どした!!!」と読経中にも関わらず、みんな住職のところに集まります。
よく見てみると↓

キョクロクと呼ばれる導師が坐す椅子が破れている・・・・

底が抜けてしまったようです

そして、すぐに気持ちを切り替え、すぐさま続きから読み上げなおしました。「おぉ、この姿勢は大したもんだ」と息子ながら感心しておりましたが、体がなんともないことは本当によかった、一安心です。
このキョクロク、寺葬儀の為に、ずーーーっとしまってあったのですがあまり使用することもないので品質管理ができていなかったみたいです。こういうのも壊れることを見越しておかないとダメなんですね


とにかく住職に何ともなくてよかった。住職曰く、「俺は最近ついてない」とボソっと言っておりました

この記事を読まれたお寺様方、お気を付け下さいね。
それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事