少欲知足
何だか久々にアップする気がします。いつも見に来て出さる方々本当に有難うございます

先日新聞を見てますと「金々節」を取り上げて今の政治状態を表現されているコラムがありました。
がだいたいこの「金々節」という気になるフレーズ?題名は一体なんなんだと思い調べてみますと、ご存知の方もおられるかと思いますが、もう百年ほど前の歌なんですね



作詞:添田唖蝉坊
作曲:後藤紫雲
「金金節」
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金だ金々 金々金だ 金だ金々 この世は金だ
金だ金だよ 誰が何と言おと 金だ金だよ 黄金万能
金だ力だ 力だ金だ 金だ金々 その金欲しや
欲しや欲しやの 顔色目色 見やれ血眼 くまたか眼色
一も二も金 三・四も金だ 金だ金々 金々金だ
金だ明けても 暮れても金だ 夜の夜中の 夢にも金だ
泣くも笑うも 金だよ金だ バカが賢く 見えるも金だ
酒も金なら 女も金だ 神も仏も 坊主も金だ
坊主可愛や 生臭坊主 坊主頭に また毛が生える
生えるまた剃る またすぐ生える はげて光るは つるつる坊主
坊主抱いてみりゃ めちゃめちゃに可愛い 尻か頭か 頭か尻か
尻か頭か 見当がつかぬ 金だ金だよ 医者っぽも金だ
面白い反面、いきなりの坊主批判


人間である以上、欲というものは消えることはないでしょうし、増え続けていくものかもしれません。が、欲を出したらキリがないのも御承知の通り。この詩のように金金金金いうのも人の有様かもしれませんが、手元にあるものこそ当たり前でなくいろんな縁があって今ここにある。これに気付けたとき、最小限の欲でことが足りるということに気付かせて頂けるのではないかな、と思いました。
お釈迦様が説かれた「少欲知足」。改めてこの言葉の意味を見つめ直して、我が生活に展開できたらと気付かせて頂くいいご縁になりましたね。この歌

欲しいものはいっぱいあるけど、本当に必要か、改めて今手元にあるものを見つめ直してみてはいかがでしょうか。意外に大切にしていたものが隠れているかもしれませんよ

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
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