菩提樹
9/1土曜日の新聞を読んでいますと「樹幹に刻む 愛の言葉」シューベルト作曲『菩提樹』と見出しがありました。『菩提樹』?おぉ、なんだなんだ、と記事を読み進めていきますと
→菩提樹は愛の木である。葉がハートの形をしているし、花を咲かせる初夏には、甘い香りで包み込むそう。恋人たちは樹下で睦愛、木の幹に名前を刻んだと。

私たちが菩提樹、というと=お釈迦様が悟りを開かれた木と頭に浮かびます。ですが新聞の見出しのシューベルト作曲「菩提樹」はオーストリアやドイツでは昔から街路樹として植えられていたそうです。
さらに日本で言うならば=サクラのようなイメージとも書かれていました。確かに私たち日本人は桜が好きですよね

そして最後の締めくくりに書かれた言葉、菩提樹は死の木でもある。と。
詩を読み進めていくと日本訳によってだそうですが、憩いとか幸あり、と訳されているドイツ語の言葉の意味は「死」も含まれると書いてあったのです。菩提樹=愛&死・・・ふぅむ、詩を読んでも何だか難しい。少し仏教的概念で考えるとこじつけのようにもなりそうなのでそのまま放置としました

ところで皆さんは三大聖樹てお知りですか?
先ほどのお釈迦様が悟りを開いた『菩提樹』
お釈迦様が亡くなられた『沙羅双樹』
お釈迦様がお生まれになった『無憂樹』
と書きましたが、まぁ場所ではなく木の下もしくは近くと言うことですね。東山植物園にもあるそうですよ、僕自身はまだ見に行っておらず、伝聞で申し訳ないですが・・・

ちなみに菩提樹と一言に行っても様々あります。
お釈迦様が悟りを開いたと言う菩提樹は印度菩提樹(クワ科)。
日本で菩提樹と言っているのは、シナノキ科の菩提樹。
そして先ほどのオーストリアなどで街路樹として植えてある菩提樹は西洋菩提樹だそうです。たしかに写真のように黄色く落葉はしないような気がしますしね

そこで久遠寺の菩提樹をパシャリ


おお、確かにハート形だ!

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
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