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真宗高田派久遠寺ブログ  『シュリハンダカ』

愛知県名古屋市中区にある真宗高田派久遠寺の日常をお伝えします!

 

縁深いもの 



大切なものをお譲りいただきました。

体の不調から、老人ホームへの転居が余儀無くされたお檀家様。お話しする際は、とてもお元気なのに普段の生活はとても大変だと仰る。実際、手の調子が悪いせいで御飯が作れないらしいんです。

そんなお話を聞かせて頂きながら、お仏壇はどうしたら?お骨はどうしよう?などいろいろなご質問にお答えいたしました。
そして、このお写真の観音様もどうしたらいいだろう?と仰るので、「お寺でお預かりさせて頂いてよろしいですか?」と厚かましくもお声掛けいたしますと、快諾していただき、お譲りいただくこととなったのです。

が、ご本人が仰るには縁深いものだそう。

何が縁深いの?と思われますよね。

それは、ご本人の連れ合いが、ある朝倒れられて病院へ搬送。いろいろと自宅で準備する際、インターホンが鳴ったそうです。
対応してみると、この観音様を手にした人が立っておられて「この観音様がすべて守って下さる」と置いて行ったそう。

それから、しばらく脳梗塞の経過もよくこの観音様のお蔭か、と本人も思わざるを得なかったそうです。

なるほど。確かに縁深い。

訪問販売ですよね、きっと。
しかし、ちょうど心が最大級の不安を覚えた時、この観音様が・・・・ということが究極的に救いになったのかもしれません。ですから、信仰の問題はよそにして、そのような縁をもたれた観音様が寺にやって参りました。

私たち真宗寺院は、阿弥陀仏一仏であることは変わりありません。けれども場面場面でなんとなくほっとする場所、手が合わせたくなる場所、そういうものが脈々と受け継がれてきたのが、この仏像たちなのではないでしょうか。

ただ自分一人の意固地な発想だけで排除するのは、とてももったいない。
ですから、今は私の自宅玄関でお迎えし、出入りする方々に「ようこそ」との気持ちを込めて、観音様とお招きしたいと思います

大切にします、お譲り下さり本当に有難うございました

南無阿弥陀仏
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Category: 寺仕事

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