平成26年9月の法語

早いものでもう九月となってしまいました。時間がすぎるのは、本当に早い・・・(-_-;)
毎回同様に、当寺住職のお味わいを<(_ _)>
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金子大栄師のお言葉で、明治十四年に新潟県上越市のお寺にお生まれになられ、数々の本を残されました。
親鸞聖人は
「お念仏のはたらきを念仏をとなうるは仏をほめたてまつるになるとなり、
「即懺悔」というは南無阿弥陀仏をとなうるは、すなわち無始よりこの方の罪業を懺悔するになるともうすなり」
と言われました。
自分自身の生きていることへの罪業性を懺悔と言います。
自分の都合、自分の思いで生きている自分に仏が仏であることの姿を見つけるのが、念仏のはたらきであり、お念仏をお称えすれば、身も歓び心も喜ばしめる心となるのでありましょう。
最近、僕はお念仏をこのように説明してます。
お念仏の「念」。漢字を崩せば「今」の「心」と書きます。
今の私の心を、仏様に聞いていただく。
その時に「ありがとう」「すみません」「おかげさま」という気持ちを込めてお称えすれば
仏様は「わたしに任せなさい」とお答えくださいますよ。と。
「ありがとう」は、仏徳讃嘆・・・・仏様の無差心(誰でも救うとのお約束)への有難さを讃える
「すみません」は、慚愧・・・自分自身への問いかけ、反省
「おかげさま」は、報恩感謝・・・・先人たちの姿を偲び、今あることへの御恩に感謝
そんな風に思って伝えています。
この法語を読ませて頂くと、そんなにずれていないかな、とちょっと一安心(笑)
皆さんで一緒にお念仏、していきましょうね!
南無阿弥陀仏
Category: 法語と名言
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