お寺からつながるグリーフケア
このイベント、秋から参加してきたグリーフケア連続講座の最終講義のようなもの。
いつもと違うのは、宗派を超えながらもこのイベントに関心を持ってくれた30名以上の僧侶の方々、そして、大切な方を亡くされた遺族の方々も大勢お見えでした。
東日本大震災追悼法要から始まり、大勢の僧侶による読経。
そして仏様への法要の主旨を報告する表白。
瞬く間に堂内の皆様の気持ちが一つになった時間を過ごすことが出来ました。
その後に、連続講座で学んだことの概要や、講座を受講してからの私の気持ちの変化Before&After、これからの取組を講座を受けた仲間たちが発表し、私も不甲斐ないながらも発表者の一員としてまぜてもらいました。
私がお話したのはBefore&After。
以前感じていたモヤモヤなBefore、そしていまあるそのままの気持ちをお伝えしたAfter。
私の中でのBefore&Afterの違いは、
目を背けず向き合う姿勢がやっとできたということ。
そして、「きいてもらえる」心の安堵感を講義の中で自分自身が知ることができたこと。

たった5分と限りある時間でしたが、後程頂戴したコメントを拝見すると伝わったかな、と一応の安堵を得ております。
そしてこの参加者の皆さんが私の発表について、コメントに寄せてくださいました。いろんなコメントがあり、本当に嬉しかったです☆
そのコメントの中には、僧侶全体への期待や励ましもさることながら、
「いつもある、いつもいる、そして聞いてもらえる、と安定した居場所があるという安心感、これこそ、グリーフケアにつながる」
とお教えいただきました。
前門主さまは「寺院の機能」についてこう仰ってくださいました。
①聞法のための集会所であること。
②悩みに応える相談所であること。
③現代の一流の文化を発信する場であること。
②、自分自身のこころにさらに問いかけます。
私の寺は、悩みに応える相談所となっているのか。
これからこの問いにどう応えていくのか、このグリーフケアの講義はその一歩を踏み出す勇気をくれました。
最後にサプライズで頂戴した修了証も大切な支えとなりました。

大切なのはこれからです。
お支え下さい、ご指導ください☆
南無阿弥陀仏
Category: 研修
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