平成27年11月の法語

称名とは、「称」は量りのこと。
仏さまのお心に適うように生きているかどうかを量る、ということであります。
我々が念仏申すことは「いつも仏さまに念ぜられている」という願いを聞くことであります。
そこに気付きが生まれた瞬間、今ある事に歓喜し、念ぜられている私を目覚めさせるはたらきと気付くのではないでしょうか。
この願いこそ、仏さまの心の本当の純粋なる願いであると知らされる瞬間なのであります。
人間は親は子を想い、子は親を想いあう関係の生き物であります。
小さい時、
苦しい時、
どうにもできない時、
思わず親の声を呼ぶのは「必ず救ってやるぞ」との親の声に、
救われたことがあるが故に、思わず声となるのでありましょう。
当寺住職
南無阿弥陀仏
Category: 法語と名言
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