シンポジウム「365×5年」へ

妻と三男を連れて行ってきました。
もうすぐ5年なのですね、、、、私は恥ずかしながら現地に支援したこともなく、こちらでできる支援も微々たるもの(寺としては毎年支援金へ寄付しておりますが、、、)で
あまりにも自分の不甲斐なさから関わることも少し億劫になっている自分に気づいておりました。
がそのままでいいわけもなく、ずっっっと気になっていた団体さんが、シンポジウムを開くということで伺ってきました。
1部 甲状腺について
2部 トークセッション
3部 アンケート調査報告(都合で出れず)
甲状腺について
被曝の心配がない私たちにとって甲状腺ってどこ?からスタートの話なのですが、ここに来る方々はそんなことは当たり前。どこにあってどういう機能で被曝するとどう症状がでてきて、どれくらいのペースで検査をしなくてはいけなくて、その検査がとても生きた気持ちがしなくて、でも国の措置はあいまいで・・・・知識面での座学的講演だったにもかかわらず、そんなもどかしさが質疑応答で肌にビンビンくるくらい感じました。
そして、トークセッション。
半分は、子供が泣いてしまったので妻と交代しながら拝聴しました。
話は時折抜けているのですが感じたことは
子供が唯一の宝、だからこその判断
人間関係の破綻からくる精神的苦痛
新天地での不安
国政への怒り
自主避難という言葉がもつ意味
3家族の同年代と思われる方々の話でしたが、とても勇気ある決断、まさしく断腸の思いを聞かせてもらいました。
「私だったら判断できるのか・・・・」と言わざるを得ない辛い判断、しかもいまもそれは続いている、ということ。
何よりも私たちは、「忘れないようにしよう」と言われることが多いが、
本人たちにとってみれば、何も解決がしていない、忘れるどころではない、のが本音に違いありません。
そんな5年を迎えるのもあと数日。
皆様それぞれの迎え方をしてくだされば。
南無阿弥陀仏
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