02 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 04

真宗高田派久遠寺ブログ  『シュリハンダカ』

愛知県名古屋市中区にある真宗高田派久遠寺の日常をお伝えします!

 

もぐさの煙 



今日はお寺のお座敷で「お灸教室」

ほっとのんびりできる寺、そんな寺にしたく。


講義時間内、うろうろしていると部屋中がもぐさの匂いでいっぱい。
少し部屋に入っただけで服はもぐさ臭。

でもこの匂いを嗅いで「薫習(くんじゅう)」を思い出しました。

わたしたちが法事で必ずすること。
それは焼香です。

なぜ焼香をするのか、なんのためにするのか。

1、お釈迦様がお香の匂いが好きだったから。だからお供えとして焼香する。

2、わたしたちは五濁悪世の凡夫。体から滲み出る嫌な匂いをいい香りにして
  仏様の教えを聞くため。

3、仏様のはたらきを知るため。目には見えない、けれども包まれているという
  ことを知らせてもらう。帰宅してもいつまでも肌の奥底に染み入る匂い、
  そして、何度も何度も匂いの中にいることでどんどん沁みていく香り。
  それこそ仏法のはたらきであり、一回こっきりでわかるものではない。
  何度も何度も聴聞して、薫習していく姿こそ仏様のはたらきである、とすること
  が焼香の本義。

そんなことを、もぐさの煙を浴びながら思い出しました。

お灸教室の後は、仏様に感謝のお念仏。
先のことをお伝えし、寺に何度も何度も参って薫習してくださいね、とお伝えいたしました。

次回は6月予定です。
ご興味がある方は、後ほどご連絡くださいね。


南無阿弥陀佛

Category: 寺イベント

tb 0 : cm 0