グリーフの定義

今日は、西別院まで『グリーフケア1day教室』に行ってきました。まで、と言いましたが、間違いなく近所です(笑)
恥ずかしながら、ほんの数年前までグリーフと言う言葉すら知らなかったワタクシ・・・σ(^_^;)
今朝までは、「グリーフとは何か説明して下さい」と言われたら、躊躇してしまうくらいの認識であったのですが、今日受講することでほんの少しだけ明確になった気がします。
レジュメにもあるのですが、グリーフの定義とは、
大切な人やものを失うことによって、生まれるその人なりの自然な反応や感情、プロセスということ。
例えば、
心理的影響(悲しみ、怒り、後悔、安堵、無感動など)
や
身体的影響(睡眠、食欲、頭痛、吐き気など)、
また
社会的影響(人間関係の悪化、不登校、孤立など)、
そして
スピリチュアル的影響(生きている意味の喪失、信仰への疑問や不信感など)
に大きく分かれます。
これらを様々な手法でサポートし、喪失感を大切にしながら回復していくことを参加者の方々とペアを作ったり、グループになったりして、研修してきました。
そんな中でタブーとされる言葉や「聞くこと」の大切さ、様々な反応を「受け入れる」姿勢を実際に実践して、互いにどう感じたかを共有。
最後には、ロールプレイと言って、僧侶・遺族・観察と役に分かれ、役になりきり、反応に対してどう対応するか、を体験したのですが、これが結構リアルに近くてとても勉強になりました(^人^)
何だか今日は、こころが丸裸になることを許される時間帯だった気がします。
何となく自分自身の性格からか、自分のこころの状態をよく観察している自分がいて、本心が『この状態は負荷がかかる状態だ!』と指令を出した時に、自分の心を守る癖があるんです。
ヤドカリみたいな感じですかね。
そんな僕が、今日は外に全部出してみよう!と思える雰囲気のある場であり、講師の先生でした↓

http://www.live-on.me/
リヴオンというグリーフケアを行う団体、一般社団法人代表の尾角光美さん。
とてもやわらかな笑顔で包み込んでくれる、講義内容ももちろんですが、その姿勢からグリーフケアを学ばせて頂きました。
学んでどうしたいか。
今日の時点でのゴールは、
いろいろな反応=グリーフを共に共有しながら、歩み、悩み、苦しみ、そして最後に笑顔になれる寺
そんな寺にしたい、と思いました(-人-)
御支え下さいね(^人^)
南無阿弥陀仏
Category: 研修
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