3月の法話会

3月の法話会が終わりました。
テーマは「正語」。
言葉、をどう捉えるかをいろいろな方面からアプローチした内容でした。
例えば、、
見ざる言わざる聞かざる
が一般的だけれども、他には
見てござる聞いてござる言ってござる
さらには
見てござる聞いてござる称えてござる
ここまでくると真宗の大切なお言葉で
見てござる、聞いてござる、知ってござる
ほとけさまのお姿をしのぶお言葉の紹介であったり、、、、
さてこの◯◯◯の中に埋まる言葉はなんでしょうか?と問われた
「人間は言葉の◯◯◯世界」
「地獄は言葉の◯◯◯世界」
「浄土は言葉の◯◯◯世界」
答えはわかりますか?上から、通じる、通ぜぬ、いらぬ、となるわけです。
また「正語」を導くのに「十悪」を伝えてくださり十ある悪の中四つが口がわざわいとなる口業で、その口がいかにこまったものであるかを説明も加えながらお話くださいました。
ちなみに十悪とは、
殺生
偸盗
邪淫
妄語
両舌
悪口
綺語
貪欲
瞋恚
愚痴
そして忌み言葉や、数字の考え方も伝えてくださりながら、「正語」とは何かをお教えくださいました。
さらには「正法念処経」より
「人世間に生まれてより口中に大斧あり 以てもし自他をきれば口中に悪語出ず」
と人の口はもとより大きな斧を持っているようなものだ。もし自分相手を悪く言うものならば、それは斧で切りつける言葉でしかない」
と口は災いのもとであることを明示してくださいました。
また六曜の本当の意味、数字から思うこと(4→死、9→苦、8→末広がりなど)も交えながら、
実際どう思うか、をこの数字と出会う状況を変えてお話くださり、実はたいした根拠はないことをお教えくださいました。

外は暖かな日でありましたが、本堂内はまだまだ寒い。
そんな中での法話会でありましたが、みなご聴聞のためにご来寺くださいました。
心より感謝いたします。
ほとけさまのみ教えを伝える場である寺・本堂。
また多くの方によってくだされば、寺族の喜びとなり、ほとけさまもきっと喜んでくださいますので、是非繰り合わせの上ご聴聞くださいませ。
南無阿弥陀佛
Category: 寺仕事
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