和顔愛語をつたえてくれた瞬間
開式30分前に葬祭場へ到着。
到着するなりお檀家さまのご家族とその経緯をお聞きしました。
ここ最近、月参りにお伺いができていなかったせいもあり、いつもと変わらない笑顔で
毎日を過ごされているものと思い込んでおりました。
が、実際はそうではなく、秋ころからの看護のお話をきかせていただき
いかに我が身しか考えずに毎日過ごしていたかを悔やむ瞬間でありました。
笑顔が素敵だった主人。
いつも笑顔で包み込んでくれました。
そして優しい言葉をかけてくれました。
和顔愛語
この方のためにある言葉に思えてしょうがない通夜の時間。
思い出せば笑顔、笑顔、笑顔、、、、
笑顔で紡いでくれたご縁ある方々が多く参列され勤めさせていただいた通夜式。
ほとけさまのお見守りにより浄土往生された、これ以上の安心はない。
けれども、残された私たちは寂しいまま。
今ご縁ある方同士が支え合う時、この瞬間をともに過ごして欲しい。
そう伝えて通夜式をあとにしました。
生→老いを感じ、病を煩い、死を迎える。
その後もおかげを知らされ、頭が下がり、手を合わす。
そんな尊いお役目をいただく私たち僧侶。
今日この瞬間にまたことの大切さを伝えていただきました。
なんまんだぶつ
なんまんだぶつ
南無阿弥陀佛
Category: 寺仕事
コメント
トラックバック
| h o m e |