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真宗高田派久遠寺ブログ  『シュリハンダカ』

愛知県名古屋市中区にある真宗高田派久遠寺の日常をお伝えします!

 

今しがた戻りました 

みなさま、コンバンワ!

写真 12-04-27 18 45 07

先ほど、通夜から戻ってきました。
今日は御年96歳になられるおばあちゃんの通夜のお勤め。僕自身非常にこころうちが寂しいお通夜でした。

この年代の方は、先代住職から親しくお付き合いさせて頂いている方がほとんど。
僕が久遠寺に入寺してまずお月参りなどさせて頂いたのは、先代住職がお勤め回りしていたお檀家さまがほとんどでした。通常お月参りは、重誓偈と正信偈、五首引和讃がほとんどなのですが、このお宅に限り阿弥陀経、文類偈というのがセオリーでした。なぜかはわかりませんが・・・先代住職に言われるままお手伝いしていましたので

そして不勉強な僕のことです、今でこそ阿弥陀経も文類偈も読むのに20分もかからないくらいですが、当時はものすごく時間がかかりましたし、音もちゃんととれなかったんですね、お恥ずかしいことに
ですからお月参りなのに40分も50分もかかってお勤めした記憶があります。今思うとぞっとする時間ですが、このおばあちゃん「ゆっくりで丁寧にあげてくれて有難う」と言って下さったのがとても印象が強いんです。自分の中で「こんなお勤めじゃいかん!」と思っていた矢先、こんな優しい言葉をかけて下さったことにまた恥ずかしくて次の月までには少しでもうまく読めるように練習しました

それから数年経ってから「あんたも上手くなったねぇ」と仰って頂き、嬉しい気持ちと当時の恥ずかしい気持ちが入り混じった感覚を今でも覚えています。すべてを見守って下さっていたんだなぁとなんだか安心してしまいました。


日常の会話は難聴の為難しいのに、なぜか文類偈を上げる時は、一緒にご唱和される。
昔寺の日曜学校で正信偈を習ったことや、お勤めの度につねにこころからお念仏申されている姿は今目の前にあります。

喪主の息子さんと通夜の前に会うなりいろいろとお話させて頂きました。
「おばあちゃんはあんたのことがお気に入りやったで」
「いつも体を気遣ってくれた言葉、喜んでいたで」
「今日のおばあさん、今まで何万回見たおばあさんの中で一番べっぴんや。いつも見てたんやけどな。」

そう言われるまま、お顔を拝見させて頂くと本当にきれいなお顔をされておりました。
まさに「安心して、もうあとは任せた」という雰囲気が見てとれるほどのお顔。このお顔を見させて頂くと、親族の皆様も何故か悲しい葬儀のはずなのににこやかにされていた気がします
僕自身、この方は祖母と年齢が同じくらいで雰囲気がとても柔らかな方でしたので重ね合わせてみていた気もします。ですからお勤めの最中や、息子さまと生前のお話をしていると目頭が熱くなってしまいました・・

今日の通夜の勤めも、おばあさんは一緒にお勤め下さったかな?

そんなことを思いながら、手を合わせ、安心されたお顔を思うと阿弥陀様の救いは本当なんだな、お浄土も悪くないな、と本当の気持ちで思うことができました

尊いいのちをもっていろいろと導いて下さったおばあさん。これからも導いて頂き、また私たちもそのお導きに耳を傾け開けるようにしますね


それでは、失礼します。

南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事

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