平成24年4月の法語

四月の法語カレンダーです。お月参りの時にたまにお勤めしたり、みなさまにお配りしている黄色いお経様の本(P83)にも掲載しておあります。
なんだか説明という言葉もいらないくらいストレートなお言葉かと思います。
いつも通り、言葉から崩してみますと
本願力=本当の願いの力。つまり阿弥陀様の願いのはたらき。私たちを必ず救ってやるぞとの願いが「南無阿弥陀仏」の名号となって私たちのもとに来て下さっていること。
あいぬれば=遇ってしまえば
空しくすぐるひとぞなき=空しく人生を過ぎる人はいない
と解釈はできますね。ここで一つ問題が・・・

遇えなかったらどうしよう?ということです。僕たち人間は心配や不安、悩み、または欲で生きているといっても過言ではないと思います。ここでもやはり、有難い仏様の願いに遇うことが出来なかったら、やっぱり地獄行?とも思ってしまうかもしれません。
けれども、実は仏様の教えは自分のそばにもうすでにきているんですね。気付いていないのは我が身だけ。自分にその願いを感じれる体勢が整っていないだけ。
心配になったら耳を傾けてみませんか。仏様の教えはすぐには聞こえてこないかもしれません。ですが、先に往かれた先祖代々が諸仏となって教えを運んで来てくれてますよ

そうしたら、「本願力にあいぬれば むなしくすぐるひとぞなき」の有難さが少し味わえるかもしれません

それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 法語と名言
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