曇鸞大師②
先日の法話会の内容を簡単にアップしたいと思います!今回『和讃のこころ』の法話会は第20回なのですが、初めて2回連続のテーマで行われたんですね、それくらい親鸞聖人にとって重要なポイントと言っても過言ではないでしょう

前回の復習はこの和讃を用いてされました。
「斉朝の曇鸞和尚は 菩提流支のおしえにて 仙経ながくやきすてて 浄土にふかく帰せしめり」
ご本山のひとくち法話から抜粋され曇鸞大師のことを再読して下さいました。本当に簡単に述べてしまいますと
「曇鸞大師は仏教をとても勉強され仰がれるほどになったのですが、病にかかってしまいます。そこで長生きの方法を学んで不老長寿の法=仙経十巻を取得されるのです。その帰途、菩提流支に出会い仏教に勝るものはないと力説される姿に感銘を受け、持ち帰った仙経を焼き捨ててしまったのです。それから曇鸞大師は自力修行の道を棄て、浄土の教えを明らかにすることに精進されたのです。そのお導きで自力と他力の教えが明確になり、はっきりお念仏が頂けるようになったのです」
という内容が書かれているんですね。親鸞聖人が曇鸞大師から何を学ばれたか、と申しますと、まず他力という教えを頂き、それから往相回向(浄土へ往く姿)・還相回向(浄土から還る姿)のことを学ばれたとお教え下しました。
そして今回は三つの和讃をあげて会を進めてくださいました。
「罪障功徳の体となる こほりとみづのごとくにて
こほりおほきにみづおほし さはりおほきに徳おほし」
「名号不思議の海水は 逆謗の死骸もとどまらず
衆悪の万川帰しぬれば 功徳のうしほに一味なり」
「論主の一心と説けるをば 曇鸞大師の御ことには
煩悩成就のわれらが 他力の信とのべたまふ」
さらに小乗と大乗の違いを明らかにして下さいました。
小乗とは『滅』煩悩はなくしてしまわなければならない。
大乗とは『転』盆おぬは生きる根本。質的転換により功徳となる。煩悩を転じて功徳とならせる。
ということ。なるほど、て思いました~


仏教の三法印「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」についてもお話下さいました。その一番目二番目の「諸行無常」「諸法無我」を分かりやすく述べた法語をご紹介頂きました。
「何が起こるかわからないのが世の中 何をしでかすかわからないのが自分」
なるほど。ほんとに分かりやすい。うちの掲示板にも使っちゃおうかな、と心の中で思ってしまうほどす~っとこころに入ってくる言葉ですね

また実体験の中でのご法事のお話をあげて、曇鸞大師の還相回向についてお教え下しました。
実母の50回忌を勤めるお檀家さまがおられたました。そのお檀家様からどのようにお勤めしたらいいですか?とご質問を頂いたので僧侶の立場からお荘厳のことから親戚の呼び方までいろいろと応えさせて頂いたのです。
そのお檀家様は「わかりました」ということで、どうなるかなと心の中で思いながら当日を迎えますと、なんと50人ほども集まる素晴らしい法事となったそうです。
そしてお経様の間の休憩の時間。思い出話に花が咲いたそうです。
母に代わり親のように自分たちを育ててくれた兄や姉に感謝する妹・弟の話。そして当時の母に対する自分たちの涙ながらの反省。兄弟間でそんな話をしている最中、亡くなったご本人を知らない子や孫たちまで涙涙で話を聞いている姿をみて「還相の菩薩」に遇わせて頂くご法事だったなと感じられたそうなんですね。そのような尊い法縁に遇われたことをお教え下しました。
そこで南無阿弥陀仏の教えとは何か、ということについて、それは決して私を一人にされないこころを説かれたとお教え下さいました。
とても簡単ではありますがこんな内容で法話会を進めて下さいました

こんなお話を数人で済ますのはもったいないことです


それでは、失礼します。
南無阿弥陀仏 高山信雄

Category: 寺仕事
コメント
トラックバック
| h o m e |